イラン大統領、米ドルへの不信感を吐露―石油産油国はドルペッグ制をどうするつもりなのか!?
下落するドルに対して、OPEC加盟各国の信任が揺らぎ始めている。中東の通貨政策、対ドルの攻防戦の綱引きは、かなりの緊張を増してきたっぽい・・・
ソース:[BBC News]Iran leader dismisses US currency
イランのアフマディネジャド大統領は、ドル建てでの石油決済を取りやめる可能性を示唆し、米ドルを「価値のない紙切れ」と評した。
アフマディネジャド大統領は、ドルに対する強硬姿勢を、OPEC首脳会談の共同声明に含めることを希望したという。
しかし実際の公式声明は、ドルに対して若干の言及はあったものの、エネルギーの安全性や環境に対するコメントに焦点を当てたものだった。
今回の首脳会談を通して、OPEC加盟国間のあいだで、OPECの将来の方向性の違いが浮き彫りになった。
アフマディネジャド大統領がOPEC会談後に語ったところによると、参加した加盟国の指導者たちは最近のドルの下落に不満を示しているという。
米ドルは、ユーロおよび他の通貨に対して、ここ12ヶ月のあいだ下落しつづけている。
一説によると、イラクのフセイン大統領は、石油の決済をユーロ建てに切り替える意向を示したことで、米国の怒りを買ったと見る学者もいるようだ。
その流れで、米国はアフマディネジャド大統領の発言にキレるかもしれないが、最近の米ドルの為替の下落は深刻なものだと思う。仮に、このままドルがずるずると下がり続けてドル安が進行した場合、原油価格は上昇するので産油国は一時的に潤うかもしれないが、蓄えという観点からすると、こうした国々のドル建て外貨備蓄の価値は大幅に下落する。つまり、自国の貯金が減り続けるのを指をくわえて見ているしかないわけで、そんな状況を許容しがたいのは、国も、(私のようなw)個人投資家も一緒だろう。現実に、UAEなどがドルペッグ制を本気で見直す動きも出始めているようだ。ブログ「石油・石油人」さんは、原油ドル建て表示の時代は終わる?というそのものずばりのエントリーで、今回のOPEC会合で対ドル政策の流れが急展開した可能性を示唆されている。
産油国が、石油の決済の一部をユーロ建てに切り替えたがる気持ちも、スズメの涙ほどだがドル建て資産を持っている(笑)自分には、痛いほどよく分かる。
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