カール・アイカーンとは何者?―「乗っ取り屋」の異名を取る米国の投資家
2007年10月28日
オラクルが買収交渉を続けているBEAシステムズの大株主、カール・アイカーン(Carl Icahn)氏。日本語のソースはそれほど多くない投資家だが、はたしてどのような人物!?
カール・アイカーンが子供時代を過ごしたのは、ニューヨークのクイーンズだった。父のマイケルは近くにあったテンプル・ベス・エルの聖歌隊指揮者で、母のベルは公立学校の教師だった。アイカーンは奨学金を獲得して進学したプリンストン大学で、社交サークルとして主流だったエスタブリッシュメントの「イーティング・クラブ」ではなく、社会的・宗教的に主流派ではない学生達に人気のあった「プロスペクト」に入った。
アイカーンは、1961年にウォール・ストリートで彼のキャリアをスタートさせた。1968年には、リスク・アービトラージとオプション取引から利益を上げる投資会社アイカーン&カンパニーを設立。1978年になると、個々の企業のコントロール権を握り始めた。彼が経営に関わった会社には、RJRナビスコ、TWA、テキサコ、バイアコム、ガルフ&ウェスタン、マーベル・コミックス、タイム・ワーナー、モトローラなどの企業がある。
アイカーンは、マイケル・ミルケンのジャンク・ボンドを大いに活用した。ジャンクボンド市場が1990年代の初期に低落した後は、アイカーンはビジネスの世界ではあまり目立たない取引を好んで行うようになった。
企業アクティビストとしてのアイカーン
精力的なアクティビスト株主としても有名なアイカーン氏は、株式を保有する企業に対して、株主として時に攻撃的な態度で接することがあるようだ。ブログ記事カール・アイカーン氏による米タイムワーナーへの株主行動によれば、タイムワーナーの経営陣が株価対策に本腰を入れないことに業を煮やし、経営陣への糾弾はしだいに激しさを増したという。
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