ETFのトラッキング・エラーはなぜ起こるのか?
海外ETFに投資している人には気になるトラッキング・エラーについて、CNN Mobeyがコラムを掲載している。
ソース:[CNN Money] Tracking Errors Grow As ETF Get Thinner
ETF(上場投資信託)はインデックス指数に追随することになっているが、常に正確にトラッキングできるわけではない。
正確にトラッキングできないとき、その状態はトラッキング・エラーと呼ばれる。これは、インデックス指数とETFのパフォーマンスとの間の差異を指す。
流動性の低い市場もしくは証券に連動するETFは、現物証券の動きから乖離しやすい。また、いくつかのETFは、インデックスを密接に追跡するというよりはむしろ、「最適化」する傾向にある。
トラッキング・エラーが生じる理由のひとつは、ETFはアセットアロケーション全体の25パーセントほどをひとつの証券に割り当てるためだ。
ひとつのETFについて、資産総額の5パーセントを占める証券は、組み込み銘柄の50パーセント以上を占めることはできない。従って、例えばそのETFは、10以上の証券を5パーセントずつ所有することができない。
この制約により、あるインデックス指数の動きに大きな影響を及ぼす株式が存在したとしても、ETFはその株式を同等の割合で保有することができないのだ。
米国iSharesポートフォリオ・マネジメントのヘッドであるパトリック・オコナーは、iSharesは不可避のトラッキング・エラーが発生することをじゅうぶん承知しているという。
しかしETFの目的はあくまでもインデックスに連動させることであり、マネージャーたちは許容されるトラッキング・エラーのレンジを提示されている。S&P 500に連動する場合、トラッキング・エラーが生じるレンジは、世界各国の市場へ投資するETFよりも小さいという。
例えば最近では、ブログでもブラジル株のトラッキングエラーがひどい、という件が話題になった。ブラジル株式市場のインデックスが313パーセント上昇したときに、ブラジル株のETF(EWZ)のパフォーマンスは258% しか伸びなかったというのだ。
ブラジルの株式市場のように、まだ規模が小さく、流動性も低い新興国ETFの場合、トラッキングエラーはどうしても発生してしまう(=不可避)、ということだ。
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