フィリピン - インフレは緩和されつつあるも・・・リスクはまだ残る
原油価格が落ち着き、通貨ペソも強くなったフィリピンだが・・・インフレのリスクはいまだ消え去ってはいないみたいだ。
ソース: [Yahoo! News] UPDATE: Philippine Dec Inflation Slows; 2005 Avg 7.6% (2006/1/5)
フィリピンでのインフレは、食料価格が落ち着いたことに伴い、昨年12月にスローダウン。中央銀行の金融政策に柔軟性をもたらした。
アナリストによれば、フィリピン中央銀行に対して金融引き締めの圧力がかかったことにより、インフレ上昇率は緩和され、ペソ高と原油価格の緩和をもたらしたという。
2005年1年間でのインフレ上昇率は7.1%であり、政府および中央銀行が予測した7.7%-7.9%は下回ったが、政府が目標としていた5~6%よりは高い。
ペソを守りインフレを抑えるために、通貨当局は昨年のうち3度にわたって銀行の準備預金額を引き上げた。結果として、ペソは海外から資金を呼び込み、フィリピン経済の見通しに対する投資家の感情を改善した。
ドルに対し1年間で6%上昇し、アジアの中でも最も実績を上げた通貨のひとつであるペソは、2006年にはさらに強くなるだろう。11月に付加価値税の見直しが行なわれたことで(これは政府の最も重要な財政改革である)、市場の地合いは更に改善された。
通貨当局によれば、強いペソとエネルギー価格の緩和に加え、好天の天候がインフレ圧力を抑止するという。
しかし、全世界の石油採掘能力は引き続き切迫しており、原油価格が再び急騰する可能性があるため、インフレのリスクはまだ消え去ってはいない。当局によれば、高い賃金や、地方の金融制度における過度の流動性といった要因はインフレに対する見通しを暗くするという。
日本総研のページによれば、2006年のアジア経済は前年を上回るだろうとのこと。
他のアジア諸国と比較すると若干出遅れた感のあるフィリピンでも、若干の成長は見込まれる。
ただ、上の記事でフィリピンの通貨当局も発言しているように、原油価格の高騰によるインフレのリスクは依然として高く、安泰という状況ではないんだろう。
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