シンガポールへ移住したジム・ロジャーズ氏へのインタビュー

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シンガポールへ移住したジム・ロジャーズ氏へのインタビュー

2007年12月22日

ジャーナリストの大野和基氏が、シンガポールに移住した投資家ジム・ロジャーズ氏を訪ねて行ったインタビュー。ジムおじさんの直近の投資スタンスが明確に分かる記事なので、一部そのまま引用させていただきたい。

ソース:[大野和基] ジム・ロジャーズ インタビュー by 大野和基 ― アメリカ経済の大失敗

-まず、長年住んでおられたニューヨークを離れ、シンガポールに移住したのはなぜですか。

ロジャーズ 中国は21世紀において、世界で最も重要な国になります。最初は中国の都市に移住しようと思い、いくつかの都市に実際に行ってみたのですが、あまりにも大気汚染がひどかった。私も家族も、その空気を吸いたくなかったのです。一方、シンガポールはいろいろな点で条件が揃っています。中国語も英語も話し、世界で最高の教育システムがあります。ヘルスケアも最高です。だからシンガポールにしましちゃ。香港や上海、大連も候補になりましたが、やはり大気汚染がひどすぎますね。

(中略)

-ロジャーズさんは、現在は「商品の時代」だといっていますが、それはいつまで続くと思いますか。

はっきりとはわかりませんが、歴史的に見れば、商品の時代は18~19年続いています。過去がそうだからといって将来も同じとはかぎりませんが、いま私がわかっていることは、この40年間で誰も大きな油田を発見していないこと。25年間に一つだけ鉛の鉱山を見つけたことです。最後に鉛精錬所がつくられたのは1969年なのです。麦畑の総面積はこの30年間滅ってきていますが、しかし世界が突然変わらないかぎり、商品の時代はまだまだ続くでしょう。

-ドル覇権はどうなりますか。

ドルはいずれ世界準備通貨としてそのステータスを失います。イギリスのポンドが世界準備通貨だったが、70年前、世界はドルに移行しました。ポンドがそのステータスを失ったようにドルのステータスも失われるでしょう。

歴史全体を見たらわかるように、同じことが過去に起きているのです。世界で、強い通貨か2、3種類あり、その通貨が一時期を支配しますが、その後、弱くなり、別の通貨に取って代わられる。もし私があなたであれぱ、私はドルをもちません。

すでのほとんどの方がご存知だと思うが、ジム・ロジャーズ氏は、ニューヨークの自宅を売り払ってシンガポールに移住してしまった。本当は中国への移住を希望していたのだが、大気汚染があまりにひどいため泣く泣く断念。シンガポールに決めたのだそうな。移住してしまうくらいだから、ロジャーズ氏のアメリカ経済に対する不信感(?)は相当なものなんだな・・・(だって、ふつう、親戚や友人が多くいる地からの「移住」までは踏み切れないでしょう・・・)
そんなわけで、当ブログでのこのエントリーも、カテゴリは「アジア」にしました。

ジム・ロジャーズはずいぶん前から米国経済、しいては基軸通貨としてのドルの価値に対して懐疑的なスタンスを継続しているが、今回のインタビューでも、その見方に変わりがないことが確認できた(というか、ここまで長期的な視座でブレずに世界経済に対する考え方を構築できていること自体が本当にすごいと思う・・・)
ちなみに、ドルはすでに空売りしているそうです。ハイ。

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