東欧: ボスニア、不安定な政情でインフレが加速
2007年11月17日
東欧のボスニアでは、政情不安から、物価高でインフレが加速しているようだ。
ソース:[Guardian] Political instability fuels Bosnia inflation
ボスニアの中央銀行および一般アナリストによると、ボスニアの不安定な政情が、同国内で食料価格の上昇を引き起こし、インフレを加速させてマーケットの「ヒステリー」を引き起こしているという。
セルビア系のニコラ・シュピリッチ首相が11月1日に辞任して以来、ボスニアには実効力をもつ政府が不在の状態となっている。
不安定な政情を懸念し、ボスニア国民は食料を備蓄し始め、多くの小売チェーンでは食用油や小麦粉、砂糖の在庫が不足気味になっている。
マクロ経済の指標も、この緊張感を反映しはじめた。中央銀行総裁がロイターに語ったところによると、同国のインフレは対前年比で3.25パーセント上昇しており、これは経済的な要因だけでは説明できないという。
最初に、「インフレ」という現象についておさらいせねば・・・。インフレは、何らかの要因で需要が増加し、需給が逼迫することによって発生する。
例えば、世田谷にある1軒の八百屋に世田谷全体から買い物客が殺到したら、その八百屋の主人はニンジン1本の値段を当然のように上げるだろう(あなたや私が店主だったとしても、よほどの変人ではない限り、たぶん、パニック時には同じ行動をとると思う)
ボスニアでは、これよりもさらに深刻な事態が発生しているということになる。皆が砂糖などを買占めたがると、当然のことながら、需要と供給のバランスが崩れる。「砂糖がほしい!」という総需要が、「砂糖を売りたい!」という総供給をはるかに上回った場合には、市場原理により、砂糖の物価は急激に上昇することになる。
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